1,000万円のコスト差に揺れる現場。選定の決め手は「安心」だった
老朽化したAccessシステムからの脱却を目指すあるメーカー。
昨年から進めてきた生産管理システム刷新プロジェクトが、ついに決着を迎えました。
その舞台裏をダイジェストでお届けします。
究極の選択:OSS vs パッケージ
検討の遡上に載ったのは、圧倒的に安価な「OSS(ERPNextなど)」と、30年の実績を持つ「老舗パッケージ」。 10年間の総コスト差は、なんと約1,000万円。
- 経営陣: 「コストメリットは無視できない。安く済むならOSSではないか」
- 現場リーダー: 「社内に専門家がいない。トラブル時に止まれば、お客様への信頼を失う」
コンサルタントが提示した「問い」
私が両者に問いかけたのは、「10年後、誰がこのシステムを支えるのか」という視点です。
OSSは導入費は安いものの、自社で保守する「覚悟」が必要です。
対してパッケージは、有事の際の「窓口」を買うことになります。
結論:お客様への責任を優先
最終的に、「いざという時のサポート体制」が評価され、老舗パッケージの導入が決定しました。目先の1,000万円よりも、製造業としての「供給責任」を優先した、非常に重みのある決断でした。
盲点だった「サーバー室の熱問題」
システムと同時に浮上したのが、サーバー室の冷却効率。
高額な移設工事案に対し、私は「既存パーティションの断熱小部屋化」を提案。火災報知器等のルールを守りつつ、現実的なコストで解決する「現場目線」のDXを形にしました。
まとめ:DXは「納得感」の積み重ね
今回のプロセスを経て、現場リーダーたちは「自分たちが会社を支えるシステムを選んだ」という強い当事者意識を持ちました。
IT化とは、ただツールを入れることではありません。組織の課題に泥臭く向き合い、全員が納得できる解を見出すこと。それこそが、成功するDXの第一歩です。
「安さ」と「安心」、貴社ならどちらを選びますか? 迷ったときは、現場の未来を一緒に描くパートナーにご相談ください。

