【衝撃のフック】
「今、県に確認してみます!」
生産管理システムの契約書を取り交わした直後、駅長が受話器を取りました。
DXコンサルとしての継続的なサポートを望んでくださったものの、システム構築費用で予算はギリギリ。
それでも「あなたに続けてほしい」と、その場で予算確保のために各方面へ連絡し始めた駅長の姿に、私は涙がでる思いでした。
【現場のリアル】
この1年、私たちは「会計業務の正常化」に取り組んできました。
以前の事務所では月次試算表が遅れ、経営の舵取りが困難な状況。
そこで私は「もし自分ならこう進める」という具体的な移管手順をアドバイスしました。
今回訪問すると、駅長はそのステップ通りに動き、新しい事務所への移行が無事に着地したとのこと。
しかし、現場にはまだ課題が残っています。新しく導入したPOSレジから吐き出されるCSVデータがそのままでは実務に使えず、細かい調整が必要な状態だったのです。
【プロの洞察】
システムは「入れたら終わり」ではありません。
むしろ、導入直後に発生する「CSVの微調整」や「実務への適合」といった小さな摩擦こそが、現場のDXを頓挫させる最大の原因です。
会計事務所は「会計」のプロですが、この「現場のデータ加工」まではサポートの範囲外であることが多い。
ここに、私のような独立系コンサルタントが入り込むべき「真のニーズ」がありました。
【突破と成果】
- 生産管理システムの構築契約: 数年スパンでのノーコード構築が正式決定。
- 「+α」のコンサル依頼: レジデータの調整など、実務に踏み込んだ支援を「ぜひあなたに」と指名。
- 予算の壁を突破する信頼: 予算オーバーを理由に諦めるのではなく、駅長自らが「補助金でカバーできないか」と各所に電話。1年間の伴走が生んだ、強固な信頼関係が形になった瞬間でした。
【結び】
名刺の裏に書いた「進化伴走」の文字。
お客様の成長をITで支援するとは、単にツールを納品することではありません。
課題に直面したとき、真っ先に顔を思い出してもらえる存在であること。
その責任の重さを噛み締めながら、次のプロジェクトに挑みます。

