「こんなに簡単になったの!✨」
前回、経理業務の改善を納品した際にいただいた、お客様の弾けるような笑顔。
創立70年の歴史あるプラスチック加工メーカー様に伴走する私たちにとって、その言葉は何よりの原動力でした。
さらなる進化を目指し、自信満々で臨んだ今回のRPAデモ。
自社のテスト環境では、それはもう美しく、滑らかに動いていたはずでした。 しかし、開始から数分後。
「エラー:処理を中断しました」
画面に浮かぶ非情な文字。静まり返る事務所。
「えっ、嘘でしょ……?」 心の中の悲鳴とは裏腹に、刻一刻と過ぎていく時間。
原因を探ること1時間半。
突き止めたのは、Officeのバージョンや処理速度が複雑に絡み合った「クリップボードの罠」でした。
環境の違いが牙を剥く、まさに「RPAあるある」の深淵に足を取られてしまったのです。
「ゆっくりでいいからね」 隣でそう声をかけてくださった主任とマネージャーの優しさが、不甲斐ない自分にチクりと刺さります。
「環境のせい」にするのは簡単。
でも、プロとして提供すべきは「止まらない仕組み」です。 情けなさを抱えて帰社した夜、私はロジックの全面刷新を決意しました。
一度失いかけた信頼は、爆速の対応と、完璧なアウトプットで取り戻す。
翌日、手元にはさらに堅牢になった新シナリオ。 DXコンサルの意地とプライドをかけた、逆転劇の舞台裏を綴ります。
