ネットワーク設定でよく見る「192.168…」や「255.255.255.0」といった数字。
これらがどう連携して、私たちのPCやプリンターを繋いでいるのかを紐解きます。
1. 登場人物を「住所」で例えると?
ネットワークの世界を一つの「町」に例えると、それぞれの役割はこうなります。
- IPアドレス:一軒一軒の「番地」
- サブネットマスク:どこまでが「同じ町内」かを示す「境界線」
- ルーター:町と外の世界を繋ぐ「郵便局(配送センター)」
- デフォルトゲートウェイ:ルーターのIPアドレス(町の「出口」)
2. サブネットマスクは「身内」を判断するフィルター
PCがデータを送るとき、一番最初に確認するのがサブネットマスクです。
例えば、あなたのPCのIPが 192.168.1.10、マスクが 255.255.255.0 だとします。
- 送り先が
192.168.1.20の場合:「お、同じ192.168.1の町内だ。直接届けよう!」 - 送り先が
8.8.8.8(Googleなど)の場合:「これは町外だ。自分では届けられないから、ルーター(出口)に預けよう!」
この「町内か町外か」の判断を瞬時に行うための定規がサブネットマスクなのです。
3. PC・プリンター・サーバーの「IPアドレス」の決め方
同じネットワーク内では、IPアドレスが重なってはいけません。一般的には以下のように役割分担をして管理します。
LAN Network Diagram Vector Illustrator.
| デバイス | IPアドレスの例 | 決め方のコツ |
| ルーター | 192.168.1.1 | 町の「1番地」に設定するのが慣例です。 |
| サーバー | 192.168.1.10 | いつも同じ場所にある必要があるため、「固定」で割り当てます。 |
| プリンター | 192.168.1.50 | 途中で変わると印刷できなくなるので、これも「固定」がおすすめ。 |
| PCやスマホ | 192.168.1.100〜 | 数が多いので、ルーターから自動的に番号を振ってもらいます(DHCP)。 |
4. まとめ図:通信の流れ
最後に、全体の関係を図でまとめます。
- PCが「印刷したい」とデータを出す。
- サブネットマスクで「プリンターは同じ町内だ」と確認。
- 直接プリンターへデータが届く。
もしこれが「YouTubeを見たい」なら…
- サブネットマスクで「外の世界だ」と確認。
- ルーターにデータをパス。
- ルーターがインターネットの世界へ繋いでくれる。

